アルクフクシマ

福島の風景、スナップ

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写真集「棕櫚の日曜日」のお申し込みはこちら。http://alukufukushima.blog.fc2.com/blog-entry-68.html

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今年を振り返って

1年を振り返って

年の瀬なので、ブログの広告消しもかねて1年を振り返ってみようと思う。

銀座ニコンサロン「棕櫚の日曜日」

何と言っても、今年、もっとも大きな出来事は、1月に銀座ニコンサロンで写真展を開けたことだ。
生物写真の展示は、福島県内では何度となく行ってきたが、原発事故という重いテーマを扱った写真展は初めて。
インクジェットプリンターを使ったモノクロプリント、額装、DM作り、ひとつひとつが勉強と試行錯誤の連続だった。
しかし、多くの方々からお褒めの言葉や励まし、アドバイスをいただき得たものは計り知れない。
また、多くの方々との出会いにも恵まれた。


3.11を忘れない写真家の会

3月には、銀座での展示の際に知り合った写真家柴田秀一郎さんのお誘いで、福島県いわき市で開かれた3.11を忘れない写真家の会「津波も、瓦礫もない写真展-beforemath-」のトークイベントを見にいった。そこでも多くの写真家の皆さんと知り合うことができた。
また、県内のほかの会場でも展示できる場所を探しているということだったので、県立図書館に掛け合い、6月から7月に掛けての1カ月、わたしも参加してロビーで展示することができた。
地元のシンガーソングライターのaveさんを交えたトークイベントもあり、ニコンサロンでの写真をスライドショーで紹介させていただいた。
同会の展示は、12月の武蔵野美術学園でもあった。


繭ハンドブック

4月末には、撮影で協力していた三田村敏正さんの著作「繭ハンドブック」(文一総合出版)が出版された。
当初は、わたしが全面的に撮影を担当して共著にするはずだったのだが、東日本大震災で思うように時間が取れなくなったために、共著は降りて撮影協力という形にさせてもらった経緯がある。
出勤前に繭から羽化したガやハチなどを冷蔵庫で冷やして動きを鈍くさせ、白バックで撮影するなど、原発事故のために妻子を北海道に疎開させて独り暮らしの中でかなり苦労もした。
三田村さんや出版社には大きな迷惑を掛けてしまったが、この本の出版は、自分としても感慨深いものがあった。


国際フォトフェスティバルでのスライドショー

6月には、マレーシアのペナン島で開催された国際フォトフェスティバルで後藤由美さんのキュレーションによるスライドショーがあり、「棕櫚の日曜日」を紹介していただいた。
その場にいなかったため実感は薄いが、海外で紹介されたことは素直に嬉しい。
後藤さんに紹介してくださった浪江町出身の写真家渡部敏哉さんのおかげだ。


東京電力福島第一原発取材

9月には、東京電力福島第一原発に初めて入って取材することができた。原発内は代表取材のことが多く、これまで機会がなかった。
新聞記事を読むだけでは分からない現実を実感することができた。
本当は、書きたいことはたくさんあるのだが、放射能問題については言葉でスタンスを示したくないという思いがある。
わたしの撮った写真自体が色眼鏡で見られかねないからだ。
個人的な作品は、できるだけニュートラルな視点で見てほしい。


東北写真記者協会で金賞受賞

毎年、年末に行われる東北の新聞社、通信社が加盟する東北写真記者協会の選考会で、わたしの写真がスポーツ部門の金賞に選ばれた。
この審査会では、これまでも2回の協会賞を含め、何度か賞をいただいているが、スポーツ部門の金賞は初めて。
今回は、審査会にも出席していたので、すべての応募作品を拝見したが、みなさんさすがプロだけに、非常にレベルが高かった。
今年の東北のスポーツの話題といえば、何と言っても楽天イーグルスの日本一だ。
協会賞も楽天日本一の一連の写真が選ばれた。
そのため、スポーツ部門で票数が2番目だったわたしの写真が繰り上がったので、金賞はラッキーだった。


作品作りとデジカメ

今年も1年を通じて仕事以外の写真も撮り続けていた。
仕事の報道写真がNikon D4などヘビー級の機材なので、作品作りはコンパクトデジカメに決めている。
一眼レフのファインダーをのぞいて作画すると、どうしても仕事のクセがでてしまって思うような写真にならない。
昨年から春に掛けては、Panasonic DMC-LX3やRICHO GX200などを使っていたが、最近のメーン機材はSigma DP2 merrillとRICHO GXR+A16ユニットとした。
どちらもAPCサイズの撮像素子を持つため、画質は申し分ない。
DP2 merrillをモノクロ用、GXR+A16をカラー用としている。
ただ、これだけだと自分の芸風のひとつワイドマクロが撮れないのが難点だ。

作品は、3つのテーマを平行して撮っている。
そのひとつは、「棕櫚の日曜日」の続編ともいえるもので、既に完成に近い形になっている。
この作品は、来年、東京で展示したいと思っている。

              ◇

長々と書いてしまったが、振り返ってみるとそれなりに充実した1年だったように思う。
何より人との出会いが、活動の場を広げていくことを実感した年だった。
みなさんに、心から感謝申し上げたい。
良いお年を!

矢内靖史

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今後の更新について

1カ月以上、ブログを放置していた。。

仕事が忙しかったこともあるが、一番はモチベーションの低下だろう。
このブログは、日々、撮影した写真を淡々とUPしていこうと考えて始めたのだが、最近はWeb上で写真を公開すること自体に疑問を感じていた。

仕事の報道写真とは違い、個人的に撮影している写真は営利を目的にしたものではない。
しかし、むしろ仕事以上に切実というか個人的な思いの込められたものでもある。
今後、ギャラリー等で作品を発表していくことを考えると、作品として撮った写真をブログで公開する気にはなれなくなった。

ただ、個人的な防備録としては非常に役に立つので今後もやめてしまうつもりはない。
以前、やっていたブログは、仕事などで使う生物写真を探すのにはとても役立っている。
正直、過去のコメント覧などは今となっては気恥ずかしく、ブログ自体を消してしまいたい気持ちもあるのだが、なかなか踏ん切りがつかない。

最近は、ブログよりもSNSに移行している人も多い。
フェイスブックは、設定次第では誰にでも閲覧は可能だが、やはり友達向けで万人に開かれたものとしてのイメージでない。

結論は、とてもゆっくりとした更新になっても今後も続けていこうということだ。
写真の公開は控えめに、文章や機材ネタなどを中心にUPしていく予定だ。
それで、見てくれる人がどれだけいるかは疑問だが。。

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津波も、瓦礫もない写真展 -人、街、風景-

来月3日まで福島県立図書館ロビーにて展示されている3.11を忘れない写真家の会の「津波も、瓦礫もない写真展 -人、街、風景-」に参加している。
同会のいわき市での展示とそのイベントに行ったことが参加のきっかけになった。

この写真展は、写真家たちが東日本日本大震災以前に被災地の風景やそこに暮らす人々の生活などを写した写真を展示している。
そこには、地震や津波によって失われた風景と生活、または一見、変わらないように見えても原発事故の影響が影を落とす被災地の以前の姿がある。

同会代表の谷口雅彦さんは「ただのノスタルジーではない。3.11以前に撮られた写真の意味合いが変わっている」と話す。
これらの写真をどうとらえ、感じるかは人それぞれだろう。
しかし、これらの写真の中にはさまざまな発見があるのではないだろうか。
是非、多くの人に見てほしい。

わたしは額4枚、写真12点を展示している。
プライベートで撮ったものに加えて、仕事の連載記事等で撮った写真もある。
何回かに分けて紹介しようかとも思ったが、このブログはただでさえ放置気味なので、時間がある時に一気にアップしてしまうことにした。

【相馬中村神社】
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写真4点を1枚の額に入れている。
これらの写真は、2011年2月5日に家族と相馬に行った時のもの。
相馬中村神社は、相馬野馬追の出陣式が行われることで知られる。


【裸参りの朝】
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これも写真4点を1枚の額に入れている。
2011年2月10日、浪江町の伝統行事「裸参り」の取材に行った際のもの。
現着が早かったので、コンデジを手になんとなく撮り歩いていた。

現在、この周辺は避難解除準備区域に指定されているが、まだ、3.11から時間が止まったかのような状態が続いている。
写真に写っている建物も地震によって崩れたままだ。


【ふくしま里山物語】
090426飯舘村
2009年に福島民友新聞で連載していた時に撮ったもの。
現在、全村避難している飯舘村の前田地区の活動を紹介した。
当時の記事はこちら


090610大熊町
この写真も同じ連載。
モリアオガエルの保護活動をする大熊町の人たちと児童を撮ったものだ。
当時の記事はこちら


【ふくしま虫の目探検】
070915双葉町
2007年には福島民友新聞で自作の虫の目レンズで撮った写真を連載していた。
この写真は現在、ほとんどが帰宅困難区域に指定されている双葉町で行なわれた自然観察会で撮ったもの。
この写真に写っている子供たちは現在、どこで暮らしているのだろうか。


101106楢葉町
2010年11月、楢葉町のJヴィレッジスタジアムで行われた県高校サッカー大会決勝戦取材の際に撮ったカマキリ。
レンズを近づけるとカマを持ち上げて威嚇してきた。
現在、Jヴィレッジは、原発事故処理を行う作業員らの宿泊施設になっている。


今回、わたしが展示した写真は、震災以後に撮り始めた現在のスタイルとは大きく違う。
しかし、自分自身の写真を振り返る良い機会になった。
このような機会を与えてくださった同会の谷口代表、実行委員の皆さんに心から感謝したい。

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