アルクフクシマ

福島の風景、スナップ

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写真集「棕櫚の日曜日」のお申し込みはこちら。http://alukufukushima.blog.fc2.com/blog-entry-68.html
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Category: 棕櫚の日曜日  

写真展を終えて



銀座ニコンサロンで1月16日から29日まで行われていた写真展「棕櫚の日曜日」が終了した。
正直言って、写真展がここまでエネルギーのいるものだとは思っていなかった。
自分の作品を見てもらうということは、自分の内面を見られることにも等しく、会場にいる間はやはり気持ちが張っているのだろう、終わったとたんに疲れが出て風邪をひいてしまった。
翌日から仕事だったので、肉体的には少々つらいものがあり、次の休みが待ち遠しい。。

しかし、今回の写真展で得たものは想像していた以上に多かった。
1番嬉しかったのは、やはり多くの方々に写真展の内容をほめていただいたことだ。
ある著名な写真家が、フェイスブックで「震災以後、こういう写真が出てくるのを待っていた」と書いてくださった。
これ以上、嬉しい褒め言葉はない。
もちろん、作者に面と向かって「つまらない。分からない」と言う人は少ないわけで、来場者すべての声でないことは承知している。

数多くの写真家と会場でお話させていただく機会にも恵まれた。
個展を開いたり写真集を出版されているいわゆる作家の方々は、言葉の端々に写真への情熱が感じられ、一言一言がとても刺激になった。

前回の記事にも書いたが、プリントについては予想外の高評価をいただいた。
長年、銀塩写真でのプリントをしている人でも、よほど注意して見ないと区別が付かないようだった。

「なぜ写真が正方形なのか?モノクロなのか?」という質問も多かった。
これは、仕事の報道写真とスイッチを切り替えたかったということが大きい。
もう一つは、以前このブログでも書いたが、正方形の写真はフレーミングが楽だからだ。
とにかく歩き回って、構図に凝らず気になるものは何でも撮影するというスタイルに正方形は合っていたように感じる。
昔、東京で生活していた頃、「ニューマミヤ6」という6×6のカメラで路上写真を撮っていたこともあり、元々正方形のフォーマットは好みでもある。

展示した写真は、すべて白黒の正方形で共通するものの、写真によって随分表情が異なるとの指摘もあった。
確かに報道写真にも通ずる社会性を帯びた写真、いわゆるコンポラ写真のようなスナップ写真、意味ありげな生き物の写真と度々、視線がさまよう。
これは、わたしの撮影遍歴によるものが大きいように思う。

東京にいた時代は、リー・フリードランダーの影響をもろに受けたストリート写真、福島に戻ってからの報道写真、趣味で熱中していた虫の目レンズによる昆虫写真など、今回の展示は、これまでの経験が全部入りしている感がある。

写真展会場には友人、知人、親兄弟、親戚たちなど大勢訪れてくれた。
20年以上ぶりに再会した学生時代の友人、遠方から駆け付けてくれた昆虫写真の仲間、などなど嬉しい出会いがたくさんあった。

すべて、これらの経験は、わたしの人生の大きな糧になるだろう。
感謝の気持ちを忘れずに、次の目標に向かいたい。

皆様、本当にありがとうございました。


【追記】
会場に来ることができなかった人のために、写真展「棕櫚の日曜日」の作品すべてをウェブアルバムで公開する予定です。
でき次第、お知らせしますので、よろしくお願いします。

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